私の経歴について紹介させてください!
今は小学校でも英語を学習しますが、私の頃は中学生から英語の授業が始まりました。
中学は地元の公立中学に通いましたが、塾にも通っていたので授業にはついていくことができました。
中学3年生の頃に英検3級を取得したので、英語に関しては「普通」の学力だったと思います。
しかし「普通」の学力も長くは続きませんでした。
高校時代

高校は地元の進学校に進みました。
英語が苦手科目に
進学校といっても東大・京大に何人も合格するような超進学校ではなく、1学年400人のうち東大・京大のどちらかに毎年1人合格する程度の高校でした。
高校入学後、中学英語と比較して難しくなった単語、複雑な文法や長文問題についていくことができなくなり、テストでも平均点すら取れなくなりました。
高校1年生の終わりには完全に苦手科目となっていました。
留学パンフレットとの出会い
そして高校3年生の2学期、日本の大学を受験しようと考えていた時、高校の進路指導室にアメリカの大学留学に関するパンフレットを偶然見つけました。
そのパンフレットを手にとったのを機に、大学進学の選択肢は日本だけでないことを知り、アメリカの大学に進学したいと思うようになりました。。
とはいえ、アメリカの大学は日本のような入学試験があるわけでもなく、高校の成績がメインで合格・不合格が決まります。(他にもTOEFLのような試験もあります)
もともと東京の私立大学に進学したいと単純に考えていた私の高校の成績は散々なもので、(理系だったので)数学・英語・物理などの受験必須科目以外はほぼノー勉強。
アメリカの大学に進学したいと思ったものの、選択肢は少なく、地方の小規模大学に進学することが決まりました。
大学時代

なんとかアメリカの大学への進学が決まったものの、TOEFL(主にアメリカの大学進学の際に使われる英語試験)を受験したこともありません。
準備期間
進学を決めてから渡米するまで、基礎となる文法からTOEFLの問題まで、必死に英語だけを勉強しました。
そして渡米し、大学附属の語学学校で約3ヶ月勉強した結果、入学に必要なTOEFLの最低スコアをなんとか取得することができました。
入学後
晴れて大学生になった訳ですが、TOEFLの最低スコアを取れたくらいでは授業についていくのも大変です。
宿題で英語の教科書を30ページ読むのに、アメリカ人の学生は構内の芝生に寝そべりながら30分で読み終わるのに対し、留学生の私は図書館や寮の机の前で電子辞書を引きながら3時間かけて読む、という状況でした。
しかし、入学後でもしっかり勉強すれば救われるのがアメリカで、2年間基礎を勉強した後、州内トップの総合大学へ編入することができました。
編入後
実は、最初の大学入学に関しては留学斡旋企業を通じて留学しました。
しかし編入に関しては自分自身で手続を全てしなければなりません。
自分が勉強したい学科の充実度、大学の評価、教授陣、その都市の物価や治安、願書の取り寄せ、応募、合格後の手続、引越まで調べつくし、全て自分ひとりでこなしました。
大変でしたが「自分でもなんとかなる」という自信に繋がりました。
編入後も授業は大変でしたが、なんとか卒業することができました。
影で支えてくれた親に感謝です。
社会人時代(1社目)

アメリカの大学を卒業した後は日本に帰国し、これからはITの時代だと思い(すでにITの時代でしたが)、IT業界を志望しました。
外資系IT企業に就職
大学時代を海外で過ごしたこともあり、外資系IT企業に就職。
ここではITの基礎を学習・実践したり、社会人としての基礎をゼロから叩き込まれました。
しかしこの企業は外資系ではありましたが、英語を使う機会はほとんどありませんでした。
英語に触れる機会は、週に1・2通アメリカ本社から全世界の社員宛に送られる全社メールくらいでした。
同僚も全て日本人でした。
転職を決意
本業のITに関しても積極的に新規開発を推進するようなビジネス戦略でもなく、徐々に自身の将来に不安を抱くようになりました。
丸5年が経った時、転職を決意しました。
社会人時代(2社目)

本業のITに関するスキルアップやコンサルとしての経験も積みたいため、会社の歴史が長い1社目とは対象的に、外資系でもなく創業から比較的若いITコンサルの会社に転職しました。
ITコンサルへ転職
ここでは単純にITスキルを磨くだけではなく、ITというツールを使ってどう顧客のビジネスに貢献するかという点まで考えさせられました。
1社目でITの基礎や社会人としての基礎は一通り学習し実践してきたつもりでしたが、レベルアップすべきことはたくさんありました。
2度目の転職を決意
2社目でもITやコンサルに関して多くのことを学び、成長できたと感じています。
しかし、自分の武器の1つである「英語力」を使えていないことに不安がありました。
私はズバ抜けてスキルがあるITエンジニアでもなく、同時通訳するレベルの英語力がある訳でもない。
しかし「ITスキル×英語力」は貴重な存在になるかもと感じたのです。
そして「それを活かさないのは勿体ない」と思いました。
こうして転職から3年後「ITスキル×英語力」を活かすべく、2度目の転職を決意しました。
社会人時代(3社目)

転職エージェントに登録しながら、どう自分のスキルや経験が活きるかを調べました。
調べていくうちに、外資系企業でなくても海外展開している日系企業にも自分のスキルや経験を活かせるポジションがあることが分かりました。
以前の業界と違うものの挑戦してみようと決意、転職することにしました。
金融機関に転職
会社にもよると思うのですが、外資系企業といってもグローバル企業の日本支店という位置づけで、必ずしも英語を使う機会が多いとは限りません。
私の場合はそうでした。
逆に、日系企業でもグローバル展開している場合は英語を使う機会が多い場合があります。
また今の時代どの企業にもITは必須です。
学生時代に身に着けた「英語力」と就職後に身に着けた「ITスキル」を同時に活かすことができるのです。
現在
企業の駐在員としてロンドンで仕事をしています。
イギリスどころかヨーロッパに旅行したこともなかったので、最初は生活に慣れるのに少し苦労しましたが、仕事・プライベート共に楽しく過ごしています。
コロナ禍の現在は旅行に行けず少し退屈ですが。
またアメリカ英語とイギリス英語は想像以上に違っていることも実感しました。
英語の文法や表現方法が違うのは、それを取り巻く文化や習慣にも深く関係しています。
そういった違いを楽しみつつ、日々学習を続ける毎日です!